【入試問題・作文に強くなる】子どもの語彙力を鍛えるおすすめ対策

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あらむ
この記事を書いた人
塾講師15年の経歴を生かし、オンライン家庭教師の法人を設立して活動中です。

【この記事はこんな人におすすめ】
・子どもの語彙力が心配
・受験を見据えて子どもの語彙力をきたえたい
・「語彙力をつけて」と塾の先生に言われたけどどうしたらいいのか分からない

こんにちは。オンライン家庭教師のあらむです。

今回はずばり、「語彙力を鍛えるにはどうする?」

国語を指導しているときかれる質問ナンバー1に答えます。

特に中学受験では、大人顔負けの語彙力を求められます。

お子さんの様子を見ていてもなかなか語彙力がつきそうにないなと心配していませんか?

今回は語彙力を鍛えるためにおうちでできることをまとめました!

お子さんの語彙力で悩んでいる方はぜひ読んでいってくださいね。

目次

語彙はどうやって身につくのか

まずはこの疑問を解決させておきましょう。そもそも、私たちはどうやって語彙を身に付けているのでしょうか。

それは、小さい頃から周りの人の話を聞く中で習得していくことがほとんどです。

例えば、小さいお子さんがおままごとなどで親御さんの口ぐせをまねして慌てる

・・・なんてことがありますよね。

このように、周りの人から聞いた言葉を優先的に覚えていきます。

そして自分で使ってみることで、自分の言葉として定着していくのです。これが語彙です。

耳から入ってくる学びを「耳学問」と言うこともありますが、言葉の基礎は耳からです。

大人でも、小さい頃によく聞いて口ずさんでいたCMソングを覚えているということがよくありますね。

耳から入れ、口から発するの繰り返しで一生忘れない語彙となっていきます。

受験に必要な語彙の身に付け方【インプット編】

語彙力はすべての教科の根っこ

ここからは実際に受験に使用される語彙を身に付ける方法を紹介していきます。

語彙というのは今までにおかれてなかった環境、つまり新しい本や人物との出会いによって習得する幅が広がります。

専門家・学者が周りにいる場合は別ですが、講演会でもない限りそういう人とは会えない場合がほとんど。

基本的には本を中心に代替することになります。

方法その①読書

一番早いのは読書です。近所の本屋やネットで買うなど気軽にできる上、費用もそこまでかかりません。

本は普段の生活では出会わないような専門家、学者、あるいは作家といった人たちが語彙を尽くして文章をまとめたものです。
自分の知らない世界、つまりまだ知らない言葉がたくさん眠っています。

これまで読書好きな生徒さんをたくさん見て来ましたが、みなさん年齢よりもだいぶ上の人が使うような言葉も平気で使うし、聞いても「ああ!」とすぐに理解できます。

普段から自分と異なる世代、異なる世界の人が書いた本で語彙を身に付けているからですね。

さて、ここで読書についてよく相談を受けることがらが一つ。

「本を用意してもうちの子は読まない」対処法

回答しては、親御さんが先に読むべし。

親も手を付けないような本に子どもが興味を持つことはそうそうありません。

まずは親が読んでみて、「この本面白かったよ~」なんて言ってみてください。
反抗期だとつっけんどんな態度かもしれませんが、本の存在を認知してもらうところから始めましょう。

方法その②読書におすすめの本

本はお子さんの興味があるもので大丈夫ですが、もし選ぶのに困っているときは以下のような入試頻出の本をおすすめします。
読みやすいので読書のとっかかりに最適です。

『まゆみのマーチ 自選短編集・女子編』(重松清、新潮文庫)

入試では、より感情表現が複雑な女の子が主人公の物語が好まれて出題されます。

『まゆみのマーチ 自選短編集・女子編』はそういった女の子の心理描写を読み取る題材としておすすめです。

また、物語の結末に向けた伏線とその回収が精巧。
そういう展開を学ぶためにも読みたい一冊です!

作者は重松清氏。中学受験から大学受験まで年齢層とわず出題されやすい題材の筆者です。

『みかづき』(森絵都 集英社文庫)

こちらは特に中学入試で人気の作家・森絵都氏の作品。珍しい塾業界、そして教育の物語です。
テレビドラマにもなったので、ご存じの方もいるのでは。

少し分厚いですが、その個性的な人物や時代背景の設定のおかげであっという間に読めます。

作者は森絵都氏。こちらも中学受験でよく見かける作家です。

中古本屋を探してもなかなか見つからないことからも、頻出の作者というのもあり事前に読みこんでおく受験生が多いことをうかがいしることができます。

『ネコの時間』(日高敏隆、平凡社)

こちらも入試でよく見かける動物行動学者・日高敏隆氏の書籍です。

身近な動物、ネコについてフランクな文章で書かれているため読みやすい一冊。

ネコを飼っているおうちのお子さんは間違いなく興味を持ちそうですね!

方法その②時事ニュースを読み、まとめる力をつける

語彙力を鍛える方法その2は、時事ニュースです。

入試にも出題されるため、チェックしているご家庭が多いのではないでしょうか。

この時事ニュースも子どもにとっては未知のものばかり。
知らないことを学ぶとき、語彙力アップが期待できます。

ぜひいつでもニュースをチェックできるような環境を整えておきましょう。

子ども向けに時事ニュースをまとめた本が出ていますので、おうちに置いて自由に読めるようにしておくのがおススメです!

また、時事ニュースではインプットだけでなく、ぜひアウトプットも意識したいところ。

「自分はどう思うのか」と、自分の意見をまとめて人に伝える練習をすることで、語彙を使いこなす段階へと引き上げることができます。

ぜひおうちでも話題にしてみてください。

受験に必要な語彙の身に付け方【アウトプット編】

語彙を身に付けるインプットの環境が整ったら、次はアウトプットです。

語彙は知っているだけでは使えるようになりません。
間違えながらも自分で使い続けることにより、初めて自分の力となるからです。

ここからはおうちでできるアウトプットの手法についてまとめました。

方法その①おうちで話題にする

一番かんたんな方法は、子どもが読んだり知ったことをおうちで話題にすることです。

「今日はどんな本を読んだの?」「どんなことが書いてあったの?」

など、子どもが吸収した内容を引き出すように投げかける機会をたくさん増やしてください。

この時、必死になりすぎて尋問みたいにならないよう気を付けましょう。

「試されている?」と思わされるような質問の仕方だと、子どもも適当な返事しかしなくなります。

「言いなさい」ではなく、あくまで「私も知りたいから教えて」というスタンスを貫くようにすれば、子どもも教えてくれるようになりますよ。

同じ目線で話すイメージで話題に出して見ましょう。

文章に書いてみる

二つ目の有効な方法は、文章を書いてみること。

話すとき以上に頭の中で語彙を引っ張ってきたり、繋げたりして文章を考えます。

この過程が語彙を自分のものにしている時間になります。

この時あまり筆の進まない子どもの場合、親御さんも一緒に書いて交換して読んでみると有効です。

フィードバックがないと、何のために書き続けるのかが分からなくなるので継続しづらくなります。

また、親子同士では悪いところばかりが目について、ケンカになりやすい・・・というお悩みを抱えている場合も多いのではないでしょうか。

親子ゲンカになりそうなときはプロの手を借りよう!

どうやってモチベーションを上げたら良いのか分からない場合は、プロの作文添削のサービスにお願いする選択肢もアリです。

頼めるものはどんどん頼りましょう!


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がんばっているのに、褒められもせずダメ出しばかりだったら大人でもやる気が出ませんよね。

作文シートいっぱいに評価が返ってくるのは、子どもにとっても書きがいがあって嬉しいものです。

プロの力を借りて、お子さんが喜んで作文に向かう環境をつくってみてはいかがでしょうか?

語彙を身に付けるためには、親子二人三脚が大事!

以上、語彙力を身につけるためにおうちでできる方法でした!

親子一緒で共同戦線をはるイメージで語彙力を鍛えていきましょう!

親御さんだけ、あるいは子どもだけ頑張るのでは難しいです。

親子で共通の目的を確認し、同じ目標に向かって二人三脚で歩んでいきましょうね。



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