こんにちは。オンライン家庭教師のあらむです。
定期テストや入試で惜しい書き間違いは防ぎたいもの。今回は『受験生が間違えやすい歴史上の人物』上位10位を問題形式で紹介します!
今も昔も、テストや入試やでよく間違われる人物たち。
あなたは全員の名前を正しく書けますか?腕だめししてみましょう!
目次はひらがなで書いています。気になった人だけをチェックするのもOK!
よくある間違え方を出題しますので、間違っているところに気づけるかどうか確認してみてくださいね。
それでは始めます!!
第1問:ふじわらのよりみち
まずは初級編!
平安時代の藤原氏一門で、最も権勢を誇った藤原道長の息子です。
京都・宇治に平等院鳳凰堂を建てたことで有名です。
当時としてはとても長生きで、83歳まで生きたそう。
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さて、間違いは見つかりましたか?
答え合わせです!
最後の「みち」は「通」の字を使います!これは必ず覚えるべし!!
生徒100人で模試を受けたとすると、5人くらいは間違えている漢字です。
お父さんは「道」長、息子は頼「通」
お父さんの字を継いでいそうで継いでいないのが、この間違いの頻出する原因ではないでしょうか。
正解した方、おめでとうございます!
まだ序の口ですかね?
問題はまだまだありますよー!
第2問:とくがわつなよし
次は江戸幕府の5代目の将軍です!
生類憐みの令や湯島聖堂の建立で有名です。
最近は社会的弱者の保護を行った将軍として再評価されつつあります。
さてさて、どこが間違いなのか見つけられましたか?
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とくがわあみよし!
将軍にしてはちょっと繊細なイメージになりますね。
生徒さん100人で模試を受けたら、7、8人くらいが間違えています。
細かい漢字の違いになりますが、
網:あみ
綱:つな
右側のつくりの中身をよーく確認しておきましょう!
まだまだ行きますよー!
第3問:そがのいるか
今回は手書きです。
そがのいるか。飛鳥時代の豪族です。
当時勢いのあった豪族で、時には天皇の力をしのぐほどの勢力を誇りました。
大化の改新の前に起きた乙巳の変(いっしのへん)で、中大兄皇子と中臣鎌足らによって暗殺されました。
一族は馬子、蝦夷と変わった名前ですが、これはあとからつけられた蔑称(べっしょう)です。
さて、今回はどの字が間違いなのか、気づきましたか?
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そがの「そ」、くさかんむりの下の部分が違います!
羊ではなく、禾(のぎ)です。
この蘇の字を間違える人がとても多い!
100人で模試をしたら10~15人くらいこの間違いが見つかります。
ということで正解はこちら!
この「蘇」の字は「阿蘇山」でも使いますので、早めに覚えておいた方がお得です。
ここまで全問正解の方、まだ折り返し地点は来ていませんよ!
次は第4問です!
第4問:こむらじゅたろう
第4問は近代の外務大臣、こむらじゅたろう。
日露戦争の後、アメリカと交渉し関税自主権を回復しました。
この方の名前が試験に出ると、漢字ミスが続出します。
よーく見て、間違いを探してみてくださいね。
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よーく見てみると、この寿の字の横画が一本足りません!
こむらじゅたろうの漢字ミス99%がこの寿の字で生まれています。
寿の字の横画は4本です。
寿は4本!
今後は小村寿太郎でしっかり得点できますね。
小村寿太郎を乗り越えたあなた、なかなかやりますね。
いよいよ第5問です!
第5問:むらさきしきぶ
平安時代の女流作家、むらさきしきぶ。
『源氏物語』の作者として今や世界中に知られています。
その文才を買われて、中宮彰子の女房として宮中に使えました。
同時代の清少納言とはソリがあわなかったようで、『紫式部日記』でグチってます。お仕えしていた主人同士が天皇を巡るライバル関係だったのも関係していると考えられます。
でもお互い会ったことはないらしいです。
そんな世界的女流作家の名前、違いは分かりましたか?
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しばしきぶ。
下の部分が違うと全く別の漢字になるのでご注意ください。
私の経験上、苗字に「柴」がつく生徒さんに多い間違いでした。
上の部分を書いているうちに自分の苗字と混同してしまうのかもしれませんね。
ということで正解はこちらです。
柴:しば
紫:むらさき
でっかくノートに書いておくと意識しやすいのでおすすめです。
さて、折り返しの第6問に進みましょう。
第6問:かんむてんのう
今回はよくある間違いのレパートリーが多いので、2つ出してみました。
かんむてんのう。
平安京に遷都し、坂上田村麻呂を初代征夷大将軍に任じて東北の蝦夷討伐に向かわせました。
都の立て直しに尽くした人ですね。
このかんむてんのうの字も、100人いたら20人くらいは間違えているという由々しき事態を引き起こしています。
間違いは見つかりましたか?
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一番最初の字が珍しいので、「板」や「垣」になっている間違いが多くなります。
「いたむてんのう」「かきむてんのう」になってしまうので、部首もつくりも気を付けて確認してみてくださいね。
正解はこちら。
「桓」は「しるしとして立てた木」という意味なんだそうです。
さて、後半戦です!全問正解の方はいるでしょうか?
第7問:むつむねみつ
意外なダークホースがこちら。むつむねみつです。
明治時代の外務大臣で、イギリスと交渉して領事裁判権を認めさせました。
間違いに気づけましたか?
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奥が一本多いんじゃ!( ;∀;)
この「奥」の字は非常に間違いが多く、100人が模試受験したら30~40人ほどこの字でミス判定されています。
下に「大」をくっつける人が非常に多いです。
同じことが地理で問われる「奥羽山脈」でも起こります。
正解はこちら。
大の字は上の部分とくっつくので、横画は少なくなります!
奥羽山脈の方も見直してみてください。
さあ、ここからは100人模試受験中半数近くが落とす人物名ですよ!
第8問:ごだいごてんのう
足利尊氏らとともに鎌倉幕府を倒し、公家中心の建武の新政を開始するも、わずか2年ほどで失敗。
吉野に逃れ南北朝の動乱ときっかけとなった人物ですね。
歴史上の人物の中で最も画数が多い名前です。
間違い探し、できましたか?
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真ん中の字が入れ替わっています。これだと「ごごだいてんのう」になってしまいますね。
どちらも「酉」がへんに入っているので、見分けるのはつくりの方です。
醍:宿題の題に似ている
醐:湖の音読み「こ」と似ている
似ている字と発音が似ているので、セットで覚えると良いですよ。
正解はこちら。字の右側、つくりで区別しましょう!
いよいよ第9問。これは受験生なら絶対に間違えてはいけない人物です。
第9問:すがわらのみちざね
すがわらのみちざね。平安時代の学者、政治家です。
遣唐使停止や大宰府に左遷させられたことで覚えている人も多いでしょう。
受験生の漢字ミストップに君臨するほど、間違いが多い人物でもあります。
さあ、間違いは見つかりましたか?
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この字は「くだ」と読みます!
くだわらのみちざねは本当によく出てくる間違いです。
受験生のみなさんは、理科で圧倒的に「管」の方を書いているために起こる間違いだと考えられます。
しかし、この方はすがわら。たけかんむりでは「くだ」となってしまい、間違いになってしまいます。
正解はこの字です!
管(くだ):たけかんむり
菅(すが):くさかんむり
菅原道真は学問の神様として各地の天満宮、天神、菅原神社で祀られています。
受験生として学問の神様の名前を間違えるのは縁起が悪すぎるので、すぐ改めましょう!
長かった人物名クイズも残り1問です!
第10問:らくすまん
えっ、外国人やん。
何を間違えることがあるのだろうか?そう思われる人もいると思います!
画数も少ないし、似ている人物もいません。
しかし!!
このらくすまんのミスは一通りなのにも関わらず、なかなかの破壊力を持っています。
百聞は一見に如かずといいますので、間違い探しをしてもらいましょう!
答案が返ってきたら書いた本人が爆笑する、ラスクマン。
ラスクを補給しながら怪物と戦うイメージが浮かんでしまう。
簡単簡単~!と思ってささっと書いてしまうと、意外な落とし穴があるのでした。
みなさんもよく気を付けて書くようにしてみてくださいね!
10問終了!入試前に必ず確認しておくこと
以上、10問の人物名間違い探しでした!
全問正解の方、おめでとうございます!!
そうでない方、入試前に気づけて本当に良かった!!!
全問正解の人も、基礎の思い込みというのは本当に怖いものだということ、入試直前期だからこそ基礎事項の確認を徹底するように意識してみてください。
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